たまゆらのなかのとわ

絵 声 共時性 日記 時世

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琵琶湖の蓮が消えてしまった

泥が砂になって 

蓮は生きて行けなくなった


毎年 皆が

蓮を心待ちにしていた

そこに舟を浮かべて鑑賞する

美しい蓮は喜びも 富ももたらした


消えてしまうまで

誰も蓮の危機には気づかない

蓮に気持ちがあるなら

どんな気持ちだったのだろう


消えてしまうまで

誰も気づかない

消えてしまっても

きっと 皆は

他の蓮畑に行くのだろう


私は一度も

あの蓮舟には乗れず

いつも湖岸道路から 

時速60キロの鑑賞


とうとう一度も乗れなかった

蓮なんて他にも咲いてるじゃない

皆 きっと

そう答えるだろう 

何をうじうじと と


でも私は あの蓮たちの

近くに行きたかったんだ

あの蓮たちの