たまゆらのなかのとわ

絵 声 共時性 日記

賢治から遠藤周作 映画「沈黙」サイレンス

『おまえは化学をならったろう
 水は酸素と水素からできているということを知っている
 いまは誰だってそれを疑いやしない
 実験して見るとほんとうにそうなんだから
 けれども昔はそれを水銀と塩でできていると言ったり
 水銀と硫黄でできているといったり
 いろいろ議論したのだ』

『みんながめいめいじぶんの神様がほんとうの神様だというだろう
 けれどもお互い他の神様を信ずる人たちのしたことでも涙がこぼれるだろう
 それからぼくたちの心がいいとかわるいとか議論するだろう
 そして勝負がつかないだろう』

『けれどももしおまえがほんとうに勉強して
 実験でちゃんとほんとうの考えとうその考えとを分けてしまえば
 その実験の方法さえきまれば
 もう信仰も 化学と同じようになる』


銀河鉄道の夜 初期型 ブルカニロ博士よりジョバンニへ



神の沈黙には かのマザーテレサも その内面に深い闇を宿していたそうです
だからと言って 悪者を断定したいのではありません

遠藤周作のこの作品はずいぶん前に読みました
個人的に長崎の土を宿す血筋であることから 興味深い作品でもありました

今 読み返してみるとまた違う化学反応が私の中で起こります
そのことについては また詳しく書きたいと思います

きょうは映画の推奨まで
これは事実に載せた物語です
既製品の感動を本物が如く表現する欺瞞でもありません